愛しみの上限

かなしみのじょうげん

驚くことがあった。

 鬱憤の溜まる労働生活を送る傍ら、夜な夜なソシャゲ画面を前に涙を流して推しを慈しみ褒め称えている皆さん、おはようございます。

 昼間から推しのあれこれを推し量っては、胸を押し潰されそうになっている主婦です。

 実際、胸はないんだけどな。

 

 さて、ブログを書くのは、多分五年ぶりとかそれぐらいだ。

 五年もの間に何も書かなかったのは、単純にめんどくさかったからなんだけど、そんなめんどくさがりな私が、何故五年ぶりにブログを書いているかというと、すごく驚いたことがあったからである。誰かに聞いて欲しい。

 

  本題の前に、便宜の関係で私のことを説明すると、

私は現在アラサーで、適当に学生をやったり、営業職とか事務職とかをやりつつ、うすぼんやりマンガやアニメにハマっては、やれ誰がかっこいいだの、誰々のここが好きだのと、ツイッター香魚 (@ayutan03) | Twitter)推しへの愛をつぶやきながら生きてきた人間だ。

  世の中に「オタク」という人種がいるが、正直私は「オタク」と呼ばれる程ではないだろう。

  何でもわりとライトな嗜み方をする方なので、好きな人を、尊敬すべきオタクの皆さんのように「推し」とか言うのも、なんだか恥ずかしいくらいだ。

 

  どれくらいライトな嗜み方かというと、

 今で言う「夢女子」という概念を知るはるか昔から、正確に言えば『美少女戦士セーラームーン』のアニメに出て来たタキシード仮面を見てから、夜な夜な寝る前にタキシード仮面(まもちゃん)とのラブラブなシーンを妄想するような幼女だった。

 十代の頃には、とある世界で夢小説関連のサイトを持っていた。言うなれば妄想生まれ夢小説育ちといったところである。

 

 ちなみに書いていた夢小説のジャンルは「生モノ」だ。実在の人物で妄想するやつだ。

 検/索/避/けや、鬼スクロールの先に二重三重になっているリンクの末のリンクを踏んでもらったり、それ界隈のファンなら分かる「鍵」と呼ばれるパスワードを入力してもらったりしないといけないやつだ。

 

 書いていて吐きそうになって来たが、極めてライトな話だから気にしないで欲しい。声を大にしては言えないだけだ。

 

  そして今現在は、一年前に始めた『刀剣乱舞』というゲームと並行して、『Fate/Grand Order』 というゲームをやりながら、苗字を後藤と名乗っている。

  苗字が後藤である理由は、『刀剣乱舞』刀剣番号35(※極36)番、後藤藤四郎と付き合っているからである。

 後藤とはまだ結婚にまでは至っていないが、本丸という同じ屋根の下で、一日の大半を共に過ごしており、もはや結婚と言っても過言でない状況であるので、後藤姓を名乗ることを許して欲しい。

 

 『刀剣乱舞』と『Fate/Grand Order』の名前を出したが、最近になるまでゲームはやったことが無かった。

  実家にゲームは無く、90年代に死ぬほど流行った「たまごっち」すら持っていなかった。実家を出て社会人になっても、自分でゲームを買うことは無かった。幸い(?)人並みにマンガは読んでいたし、十代後半ぐらいからアニメはいくつか観ており、私のTLは、それらを知る、尊敬できるオタクたちのツイートで概ね満たされていた。

 

 そんな中、約一年前のことだが、複数の敬愛すべきオタクたちから、『刀剣乱舞』通称とうらぶを勧められた。

 よく分からなかったけれど、ピクシブでフォローしいている絵のバカ上手い人たちが、私の大好きな『Axis Powers ヘタリア』(※当時ピクシブのランキングを席巻していた)以外に、『刀剣乱舞』の絵を続々とアップし出したので、『刀剣乱舞』を知ることでピクシブライフがより快いものになるだろうと考え、オススメされたのをきっかけに、唐突に始めた。

 

 言うまでもなくハマり、初期刀である世界一かわいい加州清光夢時代を経て、紆余曲折の末、現在は前述の通り後藤藤四郎の女をやっているが、つい先日、当時『刀剣乱舞』を勧めてくれたオタクたちに、さらに『Fate/Grand Order』を勧められた。

 

 今回聞いてほしかったのが、この『Fate/Grand Order』についてだ。

 

 

FGOコラボ】

 

 『Fate/Grand Order』通称FGOを始めたのは六日前で、今やっとTLの皆さんがツイートしているFGO関連の内容が、うっすら解ってきた。

 

 晴れてフォロワー達のFGO関連のツイートやリツイートを楽しむ日々が始まったわけだが、そこでいきなり目に飛び込んできたのがこれだ。

 

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  上の画像は、TLで見かけた、FGOとカラオケ パセラとのコラボで生まれた、

FGOサーヴァント「新宿のアサシン」さんが、パセラの制服を着てコラボメニューを運んでいる絵が描いてあるオリジナルコースターを模した絵であるが、私はこれにびっくりした。えっ!!! と、思わず腹から声が出た。

 

※画力はさておき、とりあえず画像転載はダメかなと思ったので、私がiPhoneに指で描いた画像にしておく。
(本物は各自検索か、パセラでゲットしてね!)

 

  FGOの民は、何をそんなに驚いたのかと思うだろう。しかし、とうらぶだけをやって来た人には分かるはずである。

 とうらぶではあり得ない状況だからだ。

 

【『刀剣乱舞』について】

 

  『刀剣乱舞』とは、刀の付喪神である刀剣男士を、敵と殴り合わせ、斬ったり刺したり首をはねたり、ブッスリいったり、主君のためにケリつけたり、お命貰ったりを、ストレートに「ぶっ殺してやる!」とかのセリフ付きでやらせる、女性向けシュミレーションゲームとは名ばかりの、非常にエキセントリックなゲームである。キャラクターのバリエーションは非常におかしな方向に広く、酔っぱらいの刀剣男士とかも普通にいる。

 

 また、「推しが現存する場合がある」ことで、北は北海道から、南は九州まで、幅広く展示イベントが開催され、日々全国の審神者の心をザワつかせている人気ぶりだ。

 

 グッズ展開も華々しいもので、推しのストラップや文房具は勿論、各刀剣男士をイメージした靴やバッグ・時計などまであり、財布の紐が緩まない日はないという審神者もある程。

 

 しかし、いかなるグッズでも、刀剣男士たちが、いつもの戦装束や内番服を脱ぐことは無かった

 ゲーム内でも、基本的には絵は動かず、刀剣男士の口が開いていない絵にも関わらず、びっくりするほどベラベラと喋っているみたいな、謎の状況も日常茶飯事だ。

 

 そういう理由で、アニメ『刀剣乱舞 花丸』や『活撃 刀剣乱舞』が放送された時、すべての審神者は狂喜乱舞し、テレビの前でひれ伏し、ツイッターは感謝の言葉であふれた。

 多くの審神者がこうつぶやいた。「推しが動いてる!!!!!!!!!!!」

 

 

 【とうらぶとFGO

 

 とうらぶとは上記のようなゲームだ。

 いかに、オタク女同士で内々に、周りの目を気にしながら集合し開催する推しを愛でる会ぐらいでしか使えないバッグや靴が発売されようと、いかに推し(本体の方)に会いに行けようと、推しはアニメでしか動かない

 それがどうだ。

 この、FGOというゲームでは、推しが動くではないか。

 

 FGOを始めてまず、サーヴァント(キャラクターみたいなこと)が動くのに驚いた。

 それもめっちゃ動く

 

 戦闘の時は、なんか小さいアバターみたいになって動く

 とうらぶの戦闘画面では、最大六振りの編成で、順番に回ってくる攻撃時に、推しの立ち絵みたいなのが、左からスッと現れては右にスッと消えて行き、傷付いたら絵が傷付いたバージョンの絵に切り替わるだけだ。

 

 いっぽうFGOは戦闘中、始終動く。自分以外のサーヴァントの攻撃の時にも動く

 宝具を発動(必殺技みたいなやつ)させるときは、敵と対峙している戦闘画面からいったん離れ、CG技術満載の、攻撃前のタメみたいな映像が入る。

 

 そして武器である凶器や銃火器をぶん回したり、銃火器を鈍器に変形させて相手を撲殺したり、何もない空間からいきなり沢山の凶器を出して敵をめった刺しにし、時には敵が死んでも攻撃し続けたりする。

 とにかく圧巻の動きなのだ。すごいのだ。

 

 

FGOのコースター】

 

 さらに、FGOパセラとコラボして生まれたこのコースターと言ったら、なんと推しパセラの制服を着ているのだ。これが特にとうらぶではあり得ないのだ。

 

  すべての審神者は、刀剣男士たちの戦闘服と内番服以外の姿を、公式で見たことは無い。いっぽうFGOコースターに描かれた、私の大好きな新宿のアサシンさんは、「新シン」と書いたネームプレートを着け、パセラ制服の茶色いシャツを着て、ちょっと笑ってしまうほどパッツパツな胸元を晒している。しかも胸の露出が酷い。

 

 細かいことを言うと、とうらぶでは胸がパッツパツになる感じのキャラはマジでガチムチで、例えば蜻蛉切とか、燭台切光忠とかの、リンゴどころかカボチャをすら顔色ひとつ変えずに握りつぶせそうな感じの、ピクシブとかではもはやネタ化しているムキムキ具合の刀剣男士しか、こうは描かれない。

 

 しかしFGOの新宿のアサシンさんは、せいぜいへし切長谷部とか大倶利伽羅ぐらいの、無駄のない感じの細マッチョかなと個人的に想像していたのに、服を着た途端パッツパツだ。最高。この胸で圧迫死したい。

 しかも体術を使う系のサーヴァントなのに、なんかいい匂いしそう!!!!!!顔もさいこうにかっこいい!!!!!!!抱いて!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 とうらぶでは、刀剣男士の大半が、顔のきれいなちょっとキザっぽい感じだったりする中、たまに見た目はどうでもいいから戦に出せみたいな血なまぐさい奴もいて、そいつらは大体「汗のにおいとかがするのでは……」とか思われているのだが(多分)、

 この新宿のアサシンさんはどうだ

 まじやばい。かっこよすぎる。うっかり香水とかつけていそう。よく見たらタトゥーとかも超おしゃれ。イケメンすぎる。その少しチャラい感じもすき!!!!!!!!!!!!最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 ちなみにこのコースターは、オ◯マートで6,500円ぐらいの値段がついていた。

 まだまだ値が上がりそうな感じだった。しかし高い値段がつくのも頷ける。この新宿のアサシンさんがかっこよすぎるからだ。

 私も欲しい。普通にパセラ行く。10000000000億万枚欲しい。あとロビンフットさんも欲しい。タレ目なお顔とチャラさが最高。

 ロビンフットさんコースターも最高で、何しろタバコを吸っている。私は喫煙者ではないし、どちらかと言うと副流煙を憎んでいるが、二次元のタバコって大好き。セクシー。抱いてとしか言いようがない。死んでしまう。助けて……

  

 

FGOは最高】

 

 お分かりの通り、今現在私は、開始六日目にしてFGOにどハマりしている。

 強いかというと激弱で、初心者具合が酷く、手持ちの霊基を使ってサーヴァントを「強化」できることに昨日気付いたし、戦闘の前に毎回入る、めちゃくちゃ長いマシュ・キリエライトとその他の会話みたいなやつも、ある程度のスピードで読んで大丈夫だと一昨日ぐらいに悟った。

 三日前にアンデルセンさんの、薬研藤四郎よりギャップの激しい声に驚いたりした。

 

 しかし始めて間もないながらも、私はFGOが大好きになった。初心者でも楽しめるゲーム、それがFGO

 多分いないと思うけど、まだFGOを始めていない人は、即刻始めるのが宜しい。とうらぶしかやったことがない人なら尚更だ。

 

 勿論とうらぶを疎かにする訳ではなく、やっとこさ明日、大倶利伽羅が極になって帰ってくるし、次は鳴狐を修行に出すつもりだ。

 また、私の推し6(おししっくす)である、後藤藤四郎 極・不動行光 極・薬研藤四郎 極・厚藤四郎 極・太鼓鐘貞宗 極・信濃藤四郎 極のレベルも、可能であればこのイベント中に55ぐらいにまで上げたい。

 加えて昨夜は寝る前に、明石国行で、現代遠征での妄想を一発キメた。

 

 そう、とうらぶとFGOを並行して進めること、それが今の私の生きがいであり、旦那が休みの日以外ヒマな三次元の生活での楽しみなのである。

 

 そしてあわよくば、一刻も早く新宿のアサシンさんとロビンフットさんを手に入れたい。

 無理だと思うが可能であれば今日にでも欲しく、FGOのレベルがめちゃくちゃ高い人は、是非フレンドになりたいので連絡されたし。よろしくお願いします。

 

 

 

 最後になるが、この記事を読んでくれた人、ありがとうございます。

 私は、別に個人情報がバレなければ、身バレは問題ないと思っているんだけど、

普通に結構恥ずかしいので、「○○の頃に××で△△の□□を書いていた●●さんですよね!?」みたいなコメントは控えて頂き、是非ツイッターのDMとか、なんかそういう見えないところで連絡をくれると嬉しい。わりとマジで頼む。

 

 あとどうぶつの森ポケットもやっているので、良かったらそっちもよろしくね。

 

 

 以上